- 2024年6月22日
- 2024年10月23日
歯の移植とは?【移植の利点・欠点、どういう時にできるのか】
ブログを拝見していただきありがとうございます。練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科のレアリゼ歯科クリニックです!
今回のテーマは【歯の移植】についてです。
ほかの歯医者さんで歯が残せないと言われた方で親知らずが残っている方や移植に興味のある方は必見です!
【歯の移植とは?】
「移植」とは、むし歯や歯周病などで失ったところに、違う歯を移し入れる方法をいいます。ほとんどは自分の歯を利用する自家歯牙移植のことをいいます。
【移植のメリット・デメリット】
メリット
①インプラントに比べ、歯根膜があることで噛む感覚が得やすい
②歯根膜の役割である噛む力を分散するクッションの役割で対合歯に影響を与えにくい
③健康な歯を削らずに済むため、ブリッジに比べて隣在歯への影響が少ない
④インプラントと違い、移植後に矯正治療が可能(インプラントの場合は矯正治療ができません。)
デメリット
①技術的に難しい(インプラントよりも難しい治療である)
②ドナーとして使える歯がないと移植することができない
③移植する場所に充分な骨及び骨の幅が必要である
④移植する部分、抜歯する部分の2箇所に外科治療が必要
⑤高齢になると骨の確保が難しくなるため、インプラントのほうが適している場合がある
以上のようにメリットとデメリットがありますが、有効利用できる歯があればそちらをまず利用するという考え方もあると思います。
【どのような時に移植を用いることが出来るのか】
移植ができる条件というものが存在します。
①移植する歯があること
移植に使用する歯を「ドナー歯」と言います。
このドナー歯は、智歯(親知らず)や機能していない歯(噛み合わせに参加していない歯)、噛み合わせに不要な歯を指します。
このドナー歯があることが歯の移植を行う上で重要となります。
②歯根膜が歯にあること
移植した歯と骨を結合させるためには、この歯根膜があることが大切です。
③歯根が複雑ではないこと
歯根が複雑だと抜歯時に歯根膜を傷つける可能性があるためです。歯根が1本であったり、湾曲していない場合は移植を検討することができます。
④移植する場所と大きさが合っている
移植する場所に対して歯や歯根の大きさが合っていることが大切です。大きさが合っていない場合は、歯根膜があるドナー歯であっても移植はお勧め致しません。
【最後に】
歯の移植はご自身の歯を用いる事で得られることが多くあります。インプラントももちろん良い治療法になりますが、どうしても人工物を身体の中に入れるのが嫌だという方もいらっしゃられると思います。その場合は移植はとても素晴らしい治療法と言えます。また、移植には保険適応と保険適応外の2種類があります。保険適応外の場合は歯根膜や骨を再生させる薬剤が用いることが出来、より適応範囲が広がります。
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移植でお困りの方はお気軽に練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科のレアリゼ歯科クリニックへご相談ください!
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