• 2024年10月5日
  • 2024年9月25日

銀歯はなぜ虫歯になるのか?【素材、型取り、接着剤などによる原因】

ブログを拝見していただきありがとうございます!

今回のテーマは【銀歯と虫歯】です。

歯医者さんに行って、銀歯の下が虫歯になってますと言われたことございませんか?

このことには銀歯の型取りや接着剤など様々な要因が関係しています。

是非ご覧ください!!

【虫歯の原因】

虫歯はお口の中の細菌・糖分・歯質がのバランス・関係性によって発生し、時間の経過で進行していく病気です。この内の一つでもなくすことができれば、虫歯にならなくなります。

つまり、虫歯菌を完全になくす事ができれば理論上虫歯にはならないことになります。しかし、残念ながらお口の中の細菌は常在菌と言って完全に無くすことはできないため、虫歯にならないように常に気を配る必要があります。

⇓虫歯に関してはこちら⇓

【なぜ銀歯は虫歯になりやすいのか】

歯磨きを毎日丁寧にしても虫歯が何度もできたという経験がある患者様も一定数おられます。これは歯磨きの方法や回数に問題があるのではなく、細菌が溜まりやすく、汚れが取れにくい形状・種類の歯があることに原因がある場合が多いです。そして、「汚れが溜まりやすい歯」というものの代表例が銀歯です。

銀歯による治療は、日本において保険診療の虫歯治療の中で一般的な治療方法です。銀歯は比較的大きくなった虫歯に対して、あてがうように金属を鋳造して代わりの歯とする治療法ですが、なぜ汚れが溜まりやすいのでしょうか。

【銀歯が虫歯になる要因】

①銀歯と歯の間に隙間ができる

銀歯を歯に接着する際はセメントを利用して接着しますが、セメントは時間経過によって溶け出していき、隙間が開いてしまいます。(現在のその隙間に虫歯菌が入り込むと、虫歯が進行してしまいます。隙間そのものは非常に小さいため、清掃は困難になり内部で虫歯が進行します。

また、銀歯の製作過程でも鋳造収縮というものが起き、実際の削られている部分より目に見えないレベルで小さくなっています。

②金属が酸化(腐食)・温度変化に弱い

銀歯はさまざまな金属を合わせた合金ですが、その中でも銀は腐食しやすいことで知られているように、金属は環境によって状態が変わります。その他にも温度変化などでお口の中は多様に環境が変わり、銀歯に影響を及ぼします。

腐食することによって汚れの付着が多くなったり、温度変化によって隙間ができると、虫歯になる可能性は高くなります。

③レントゲンでの確認が難しい

虫歯になっているかどうかは一般的にレントゲンを撮影することで調べます。しかし、銀歯はレントゲン画像内では透過されないため、付近にある虫歯の影を発見しにくくなります。

結果として、虫歯が進行して痛みが出てから発見されることもあります。

【虫歯になりにくい詰め物】

銀歯は虫歯になりやすい素材ではありますが、保険診療で詰め物治療を行う際は第一の選択肢に挙がる素材です。(現在はCAD/CAM冠による治療も保険では行えます)

安価で治療期間も短いので、選ばれる方が多いというのが現状です。

しかし、虫歯になりやすいという事情を考慮したり、見た目が悪いことを考えて銀歯を使わないという選択肢をされる方も多くおられます。

そういった患者様は、自由診療のセラミックを使った虫歯治療をご提案しています。天然の歯と色味が近く、虫歯を予防する機能面でも優れた素材ですので、安心して治療を行えます。また、銀歯とは異なる接着剤を用いることで、従来の溶け出すという現象が極端に減少します。すなわち、2次的な虫歯になりづらくなるという解釈になります。

【最後に】

当院では、出来る限り2次虫歯を防ぐために保険治療ではCAD/CAM冠を推奨しています。しかしながら、CAD/CAM冠は強度が低いため破折のリスクがあります。破折することでまた歯を削るというデメリットが付き纏います。そのため、自費治療の場合はセラミックやジルコニアといった強度が高いものを推奨しております。

⇩当院のセラミック治療はこちら⇩

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