- 2024年6月8日
- 2024年10月23日
痛い麻酔と痛くない麻酔は何が違うの?【痛くない歯医者さんの選び方】
ブログを拝見していただきありがとうございます。練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科のレアリゼ歯科クリニックです!
今回のテーマは歯医者さんとは切っても切れない【麻酔】に関してです。あそこの歯医者さんは麻酔が痛くない!、昔より今の歯医者さんの麻酔は痛くなかった!など耳にした事ありませんか?麻酔1つにしても道具や薬剤の扱いでかなり変わります。痛みが怖い、麻酔が怖いなど歯医者さんに行きたくても臆病になってしまう方に必見です!!是非ご覧ください!
【麻酔が痛い原因は?】
麻酔が痛い原因は大きく分けて3つあります。
①表面麻酔をしない
1つ目は表面麻酔をしないと言う事です。表面麻酔は注射をする前に粘膜を麻痺させ、痛みを緩和するためのものです。これをするかしないかで痛みはかなり変わります。
②電動麻酔を使わず、手用麻酔を使う
昔よく使われていた(現在でも使ってる歯医者さんは多いかも)ザ・注射器による麻酔は麻酔薬の出る圧をコントロールする事が難しく、一定の速度では出ません。
麻酔を注入する際の注入圧が強いと痛みを感じます。
一方で、電動麻酔器では、麻酔薬をゆっくりと注入することができます。注入速度の強弱調整や注入速度を徐々に早めるといった機能もついています。これを使うと患者さんは痛みが少なく、歯科医師が無理な力をいれなくても注入をコントロールすることができます。
③痛い場所から麻酔をする
人間の歯茎には痛点と言う痛みを感じる点が無数もあります。しかし、この痛点は歯茎の場所によっても多少変わります。
どこから入れれば痛みが少なく、効果が得られるかを考えながら注射針を入れる必要があります。
①歯肉頬移行部(痛み少ない)
②歯間乳頭部(若干痛みあり)
③歯根膜腔内(痛み強い)
①~③を順に麻酔していきます。この順序を守らないとかなり痛い麻酔になると思います。
各部位にある程度麻酔薬を入れたら感覚のない部分が出てくるので、その範囲内でゆっくりと針を先に進めるか、麻酔が効いている頃に再度針を入れていきます。痛みの弱い方に当院では2回に分けて麻酔をする様にしております。
【痛くない麻酔とは】
①表面麻酔をする
②電動麻酔を用いる
③痛くない箇所から麻酔をする
以上の3点が痛くない麻酔の原則です。
【他に麻酔が痛い場合は?】
①炎症が強い場合
炎症が強いとは痛みが元々強い場合です。何もしてなくても痛みがある、歯茎が凄く腫れているなど急性症状と言われる場合は麻酔薬を入れる事で炎症が広がり痛みが増したり、最悪の場合、炎症と拮抗して麻酔が効かないということもあります。その場合は抗生剤と痛み止めで少し炎症を抑え、後日再度麻酔を行う場合もあります。
②骨や歯茎が薄い場所に麻酔する場合
基本的に前歯は奥歯に比較して骨が薄い傾向があるため、痛みが強く出る場合があります。この場合は先ほどご説明した様に痛みが出にくい場所から麻酔をしますが、他の場所と比較して少し痛みが強いことがあります。
③麻酔が効かない場合
何百人かに一人はかなり麻酔が効きずらい方がいらっしゃいます。先ほどお話ししたように、順に麻酔をしていきますが、麻酔が効かない場合は口蓋部(上あごの部分)や直接神経に麻酔をする場合があります。この場合はかなり痛みが強いため、事前に力を入れていただいたり身構えていただく必要があります。(もちろんご説明は致します。)
【最後に】
今回は痛くない麻酔方法をご紹介しました。
麻酔は、痛みを取るために必要な処置です。リラックスすることも必要ですので、深呼吸をして臨んでみてください!!
また、痛みに弱い方は歯医者さんに一言言っておくのも手です。
当院では痛くない麻酔を心掛けておりますので、是非お気軽に練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科のレアリゼ歯科クリニックへご相談ください。
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