- 2025年5月17日
- 2025年5月1日
8020運動とは?【歯を残すことの重要性について】
練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」です!
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は【8020運動と歯を残すことの重要性】についてご紹介いたします。
私たちの健康にとって、歯はとても重要な役割を果たしていますが、加齢とともに歯を失ってしまうことは避けられないと考える人も多いのではないでしょうか?実際には、適切なケアを行うことで多くの歯を長く維持することが可能です。その一環として、日本では「8020運動」が推進されています。
是非ご覧ください!!

【8020運動とは?】
「8020運動」とは、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という目標を掲げた日本の健康推進運動です。この運動は、1989年に厚生省(現在の厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱し、日本全国で広く展開されています。厚生労働省が発表した「歯科疾患実態調査」によると、2021年には8020の達成率は約51.6%となっています。
【なぜ歯を残すことが重要なのか?】
・健康的な食生活を維持できる
20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物をしっかり噛むことができます。特に、野菜や肉、魚などの栄養価の高い食品をしっかり噛んで食べることができるため、栄養バランスの良い食事を維持しやすくなります。
・認知症予防に役立つ
近年の研究では、歯の本数と認知症の発症リスクには関連があることが示されています。よく噛むことは脳への刺激となり、認知機能を維持する効果があると考えられています。歯を多く残している人ほど認知症のリスクが低いという報告もあり、8020運動の達成は脳の健康にもつながるのです。
・生活の質(QOL)が向上する
歯を多く残している人は会話がしやすく、笑顔にも自信を持ちやすくなります。歯が少なくなると発音が不明瞭になり、人とのコミュニケーションが困難になることもあります。また、食事の楽しみが減ることで精神的な健康にも影響を及ぼす可能性があります。
・医療費の削減につながる
歯を失うと入れ歯やインプラント治療が必要になり、経済的な負担が増えます。また、噛む力の低下によって消化器系のトラブルや全身の健康問題が発生しやすくなり、医療費の増加につながる可能性があります。
【8020運動を達成するためのポイント】
・毎日の適切な歯磨き
歯を健康に保つためには、正しい方法で歯を磨くことが重要です。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して、歯と歯の間の汚れもしっかり除去しましょう。
・定期的な歯科検診
歯科医院での定期検診を受けることで、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。特に、歯周病は初期症状がほとんどないため、定期的なチェックが重要です。
・バランスの取れた食生活
歯の健康を保つためには、カルシウムやビタミンD、ビタミンCなどの栄養素を意識的に摂取することが大切です。特に、硬いものをしっかり噛む習慣をつけることで、歯や顎の筋肉を鍛えることができます。
・生活習慣の見直し
喫煙や過度の飲酒は歯の健康に悪影響を及ぼします。特に、喫煙は歯周病のリスクを高め、歯を失う原因となることが知られています。また、ストレスも免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる要因となるため、適度な運動やリラックスする時間を持つことも大切です。
【最後に】
今回は【8020運動と歯を残すことの重要性】についてご説明しました。8020運動の達成率は年々向上しており、多くの人が歯の健康に対する意識を高めています。歯を残すことは、健康的な食生活の維持、認知症予防、生活の質の向上、医療費の削減など、多くのメリットをもたらします。「自分の歯で一生食べる」ことを目指し、日頃からのケアを大切にしていきましょう。
お口の中で気になることがございましたら、お気軽に練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」にご相談ください!!
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