- 2025年7月12日
- 2025年6月10日
ペットボトル症候群と歯の健康リスク【夏に気をつけたい】
練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」です!
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は【ペットボトル症候群との健康リスク】についてご紹介いたします。
暑い季節になると、ペットボトルの清涼飲料水やスポーツドリンクを頻繁に飲む方も多いのではないでしょうか。こまめな水分補給は熱中症予防に欠かせませんが、飲み物の選び方や飲み方によっては、思わぬ健康トラブルを招くこともあります。
是非ご覧ください!!

【ペットボトル症候群とは?】
ペットボトル症候群とは、糖分の多い清涼飲料水を日常的に飲み続けることによって起こる「急性糖尿病」の俗称です。特に10代から30代の若い世代に多く、ペットボトル飲料を1日2〜3本以上飲む生活を続けることで、血糖値が異常に上昇し、倦怠感・頻尿・のどの渇きなどの症状が出ます。重症化すると昏睡状態に陥ることもあり、注意が必要です。原因となるのは、清涼飲料水に含まれる液体の糖分です。炭酸飲料、果汁飲料、エナジードリンクなどはもちろん、スポーツドリンクも想像以上に糖分を含んでいます。健康のためと思って頻繁に飲むことで、逆に身体を壊してしまうリスクがあるのです。
【熱中症対策と飲み物の選び方】
熱中症は高温環境下で体温調節がうまくいかなくなり、めまいや頭痛、意識障害を引き起こす病気です。予防にはこまめな水分・電解質の補給が不可欠ですが、ここで注意したいのが飲み物の選び方です。熱中症予防にはナトリウムなどのミネラルが含まれた「経口補水液」が理想的ですが、スポーツドリンクは糖分が多いため、日常的に大量に飲むのは避けましょう。運動後や発汗が多い場合に限定して摂取し、普段の水分補給は水やお茶がベストです。
【むし歯との関係】
糖分を含む飲料をだらだら飲み続けると、むし歯のリスクが急激に高まります。むし歯菌は糖を栄養源として酸を作り、歯の表面を溶かしていくため、飲み物の中に糖分が多いと、口内が常にむし歯を作りやすい環境になってしまいます。特にペットボトル飲料を「口に含んでチビチビ飲む」「寝る前に飲む」などの習慣がある方は要注意。頻繁な糖の摂取が、むし歯の発症や進行に大きく関わってきます。むし歯予防の観点からも、糖分を含む飲料は時間を決めて飲み、だらだら飲みを避けることが大切です。
【酸しょく症のリスク】
酸しょく症は、酸性の飲食物によって歯のエナメル質が溶かされる症状で、むし歯とは別のメカニズムで歯を傷めるトラブルです。炭酸飲料、スポーツドリンク、果物ジュースなど、酸性度が高い飲み物を頻繁に摂取すると、歯の表面がじわじわと侵食され、知覚過敏や見た目の変色、かみ合わせの不具合を引き起こします。さらに酸しょく症の怖い点は、自覚症状が少ないことです。気づかないうちに歯が薄く弱くなり、トラブルが発覚したときには治療が必要な状態に進行していることも珍しくありません。
【どうすれば防げるの?】
ペットボトル症候群や歯のトラブルを防ぐには、まず飲み物の選び方と飲み方を見直すことが重要です。
- 日常的な水分補給は、水や麦茶、ノンシュガー飲料を選ぶ
- スポーツドリンクは運動後や汗を大量にかいた時だけにする
- 飲んだ後は水やお茶で口をすすぐ(酸性や糖分を洗い流す)
- 就寝前の清涼飲料水の摂取は避ける
- 定期的に歯科検診を受け、むし歯や酸しょく症を早期発見する
また、小さなお子様や高齢者は自分で体調管理が難しいため、周囲の大人がサポートしてあげることも大切です。
【最後に】
今回は【ペットボトル症候群と歯の健康リスク】についてご説明しました。暑い夏を快適に乗り切るには、熱中症対策としての水分補給が不可欠です。しかし、誤った飲み物の選び方が「ペットボトル症候群」や「むし歯」「酸しょく症」など、別の健康トラブルを引き起こす可能性があることも理解しておく必要があります。健康に良いと思っていた飲み物が、実はリスクを高めていた、ということがないよう、賢く水分補給をしながら、お口の健康も守っていきましょう。
お口の中で気になることがございましたら、お気軽に練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」にご相談ください!!
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