• 2024年7月6日
  • 2024年6月19日

予防歯科とは?【プロケアとセルフケアのポイントを押さえて予防をしよう!】

ブログを拝見していただきありがとうございます。

今回のテーマは【予防歯科】です。予防歯科と最近よく耳にすると思います。しかし、具体的には何をやるのか、またそれ自体何なのかわからないことも多いと思います。今回は少しでもブログを見ていただいた方のためになればと思います。

また、定期検診の必要性に関してもこちらに書いておりますので、併せて拝見していただけると幸いです。

【定期的なクリーニングはなぜ必要なの?】

【予防歯科とは?】

虫歯などになってからの「治療」ではなく、なる前に「予防」を大切にすることです。

歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院などでの『プロフェッショナルケア』と、歯科専門家の指導に基づいた毎日の『セルフケア』の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。

そのためにも、歯科医院での定期的な検診が大切です。

①プロケア(プロフェッショナルケア)→歯科医院などでの歯磨き指導や予防歯科

②セルフケア→歯科専門家に指導してもらったことを自分で行う歯のお手入れ

【世界の予防歯科はどうなっているの?】

「予防歯科」先進国のスウェーデンは、歯が長生き!

かつてスウェーデンは日本と同様に、多くの人がムシ歯や歯周病などによって歯を喪失していました。しかし、1970年代に「予防歯科」が国家規模の一大プロジェクトとしてスタートし、今では世界で最も歯科疾患の少ない国と言われるようになりました。

「予防歯科」の先進国です。

【70歳で残っている歯の平均本数】

日本→16.5本   

スウェーデン→21本 

日本でも「予防歯科」への意識が高まっています。

近年では国や地方自治体が、歯とお口の健康を重要と捉え、「予防歯科」の考え方を広めるために法律や条例の設備などを進めています。結果、歯科医院で定期健診を受ける人や、積極的に「予防歯科」に取り組む歯科医院が増えてきています。

【予防歯科の3つのポイントは?】

①歯垢を残さず落とす

歯垢はお口のトラブルの原因になる細菌のかたまりです。

歯垢が残りやすいのは…磨きにくい奥歯や歯間です。歯ブラシやデンタルフロス歯間ブラシを使いしっかり歯垢を除去しましょう。

②フッ素を口の中に残す

フッ素は歯の健康を守るための大切な成分です。

歯質表層の修復を促進し強化、細菌の働きを抑えムシ歯の発生と進行を防ぎます。

フッ素配合のハミガキ剤で歯全体に広がるように歯磨きをし、お口の中にとどめるためにうがいは少量の水で1回すすげば十分です。

③細菌の増殖を抑える

細菌が増えるとムシ歯などになるリスクが高まります。

就寝中は自浄作用がある唾液の分泌が少なくなるので細菌が最も増殖します。

殺菌剤配合の洗口液を就寝前に使用すると効果的です。

【プロケアとは?】

歯科医院でお口の状態をチェックしていきます。

歯並びがなどお口の状態はそれぞれ異なるので、歯科専門家に自分に合った歯磨き指導や歯石除去など専門的なケアをしていきます。

歯科医院での検診を3~6か月に一度受けることが望ましいです。

【歯科医院で行う主なケア】

①口腔内診査

歯茎や歯の状態をチェック。また、お口の中の細菌の種類などを検査します。

②歯磨き指導

一人ひとりのお口の状態に合ったセルフケア方法の指導を行います。

③フッ素塗布

高濃度フッ素を歯に塗布する虫歯予防処置を行います。

④スケーリング

スケーラーという器具を用いて歯石を除去します。

⑤PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

普段の歯磨きでは落とせない歯垢などを専用機器で取り除く歯の清掃になります。

⑥シーラント

歯垢が残りやすい歯のかみ合わせなどの溝を樹脂で防ぎ虫歯を予防します。

【セルフケアとは?】

歯科専門家に指導してもらった適切な歯のお手入れをしましょう。

自分ではきちんと磨いているつもりでも、磨き残しができてしまうものです。

歯科医院で指導を受け、自分に合った適切なアイテムと方法で歯のお手入れをすることが大切です。

【自分で行う主なケア】

①歯磨き(ブラッシング)

歯垢を残さないように1本、1本丁寧に磨いてください。

出来る限り頭の部分が小さく、やわらかめの歯ブラシをお勧めします。

②デンタルフロス

歯ブラシが届きにくい歯と歯の狭いすき間の歯垢を取り除くようにしてください。

柄が付いているタイプより糸だけのものがお勧めです。

③歯間ブラシ

歯と歯のすき間が広くあいている部分の歯垢を取り除くようにしてください。

歯のすき間のない場所や大きすぎるサイズは歯茎を傷つける可能性があるためお勧めしません。

④デンタルタフト

歯並びの良くない部分や歯の裏側などの磨き残しをピンポイントで磨いてください。

⑤フッ素配合歯磨き剤

虫歯を防ぐ薬用成分のフッ素が配合されている歯磨き剤を用いて歯磨きをして下さい。

知覚過敏防止作用やホワイトニング作用があるものもあります。

⑥デンタルリンス

殺菌剤などの薬用成分をお口の中の隅々まで行き渡らせるようにして下さい。

刺激性があるものから非刺激性の物まで様々です。

【最後に】

プロケアとセルフケアはセットで予防と言います。そのため、どちらかが欠けていると予防には繋がりません。

是非、定期健診など歯科医院で更に詳しくそれぞれに合ったポイントを聞いてみてください!!

⇓予防歯科に関してはこちら⇓

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