• 2025年6月28日
  • 2025年6月4日

歯科医がすすめる!セルフケア用品の選び方【毎日のケアを見直そう】

練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」です!
ブログをご覧いただきありがとうございます!

今回は、皆様に知っていただきたい「歯ブラシ・デンタルフロス・マウスウォッシュなどのセルフケア用品の正しい選び方と重要性」について、詳しくお話しします。

「市販のものなら何でもいいのでは?」「歯医者で指導を受けるほどのこと?」と思っている方こそ、ぜひ最後までご覧ください!!

【歯ブラシ選び:お口の状態に合わせるのが鉄則】
市販の歯ブラシは数百種類に及び、売り場に行くと「何が違うの?」と戸惑ってしまう方も多いと思います。

ですが、歯科医療の現場からお伝えすると、歯ブラシは万人に共通の「これが正解」というものは存在しません。お口の状態、特に歯並び・歯ぐきの状態・プラーク(歯垢)の付きやすさによって、適したものは変わります。

例えば、歯周病が進行している患者様の場合、硬めのブラシは歯ぐきをさらに傷つける恐れがあります。一方で、歯並びが複雑な患者様は、極細毛かつ小さめヘッドで奥まで届くタイプが必要です。また、電動歯ブラシも選択肢に入りますが、誤った使い方では効果が低下し、かえって磨き残しが増えるケースも報告されています。

【デンタルフロス:歯科医がすすめる理由と根拠】
「歯ブラシだけで十分では?」と感じる方も多いですが、実は歯ブラシで落とせるプラークは約60%程度だとされています。歯と歯の間に残る汚れは、歯ブラシの毛先が届かず、そのまま放置すれば虫歯・歯周病の原因となります。

特に成人以降は歯間部の虫歯(隣接面カリエス)が増える傾向にあり、これはフロスなどの歯間清掃器具を使わなければ防げません。

フロスにはナイロンやポリエステルなど素材の違いや、ワックス付き・なしの種類があります。初心者にはワックス付きが滑りやすく使いやすい一方で、ワックスなしは細かい汚れをしっかり絡め取れます。また、歯間ブラシはフロスと混同されがちですが、用途が異なり、特に歯周病で歯間が広がった方に適しています。

【マウスウォッシュ:過信は禁物、正しく選び正しく使う】
マウスウォッシュ(洗口液)は手軽に使えるため人気がありますが、歯科医としては「何のために使うのか」を意識して選んでいただきたいと思います。

製品は大きく分けて、以下の3タイプに分かれます。

①薬用タイプ(殺菌・抗炎症成分入り)
②フッ素入りタイプ(虫歯予防用)
③化粧品タイプ(香料による口臭マスキング)

例えば、歯周病ケアを目的にする方は薬用タイプが適していますが、長期的に使うことで口腔内の常在菌バランスに影響を与える可能性があるため、歯科医のアドバイスを受けることを推奨します。

また、よく誤解されるのが「マウスウォッシュを使えば歯磨きの代わりになる」という考えです。現実には、マウスウォッシュでは歯面のプラークは物理的に除去できません。歯ブラシ・フロスの後に補助的に使うことで初めて意味があり、習慣の中心にはできないのです。

【まとめ】

日々のセルフケアで使うものは「自己判断」ではなく「プロと相談」がベストです。

市販のケア用品を自己流で選んでいる方は多いですが、「自分のお口に本当に合っているか」を専門家と確認することで、虫歯・歯周病の予防効果は格段に高まります。

当院では、患者様・ご家族一人ひとりに合わせたブラッシング指導、フロス・歯間ブラシ・マウスウォッシュの選び方や使い方まで、専門的にご提案しています。「自分に合ったケア用品を知りたい」「もっと効果的なケア方法を知りたい」といった疑問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください!

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