- 2026年8月22日
- 2026年7月5日
インプラント周囲炎とは?【原因・症状・予防方法をわかりやすく解説】
練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」です!
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は【インプラント周囲炎】についてご紹介いたします。
インプラント治療を受けた方に、ぜひ知っておいていただきたい病気があります。
それが「インプラント周囲炎」です。
「インプラントは人工の歯だから虫歯にならない」
「一度インプラントを入れれば、ずっと使える」
このように考えている方も少なくありません。
確かに、インプラントはチタンなどの人工材料でできているため、天然歯のような虫歯にはなりません。しかし、インプラントの周囲にある歯ぐきや顎の骨には炎症が起こることがあります。
そして、その炎症が進行すると、インプラントを支えている骨が失われ、最悪の場合にはインプラントを撤去しなければならないこともあります。
今回は、インプラントを長く快適に使い続けるために知っておきたい「インプラント周囲炎」の原因・症状・予防方法について詳しく解説します。
インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に細菌感染による炎症が起こり、インプラントを支えている顎の骨が徐々に失われていく病気です。
天然歯に起こる「歯周病」と似ていますが、対象となるのが天然歯ではなくインプラントです。
インプラント周囲の病気は、大きく2つの段階に分けて考えられます。
1.インプラント周囲粘膜炎
インプラント周囲の歯ぐきに炎症が起きている状態です。
主な症状として、
・歯ぐきの赤み
・腫れ
・歯磨き時の出血
・検査時の出血
などがみられます。
この段階では、インプラントを支えている骨の大きな喪失は認められません。早期に発見し、適切な清掃や炎症のコントロールを行うことが非常に重要です。
2.インプラント周囲炎
炎症がさらに深部へ進行し、インプラントを支える骨にまで影響が及んだ状態です。
骨吸収が進行すると、インプラントを支える力が低下します。さらに重症化すれば、インプラントがグラグラしたり、最終的に撤去が必要になったりすることもあります。
インプラント周囲炎の主な原因
インプラント周囲炎の大きな原因のひとつが、プラーク(歯垢)に含まれる細菌です。
インプラント周囲にプラークが蓄積すると、歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。
特に注意が必要なのは、
・毎日の歯磨きが不十分
・歯間ブラシやフロスを使用していない
・インプラント周囲に磨き残しが多い
・定期的なメインテナンスを受けていない
・過去に歯周病がある
・喫煙習慣がある
・糖尿病など全身状態への配慮が必要
・歯ぎしりや食いしばりが強い
といったケースです。
また、インプラント治療そのものが適切に行われていても、その後の清掃状態や生活習慣によってリスクが変化する可能性があります。
つまり、「手術が成功したから安心」ではなく、治療後の継続的な管理が重要なのです。
インプラント周囲炎は気づきにくい?
インプラント周囲炎の怖い点は、初期には自覚症状が少ないことです。
虫歯のような強い痛みが出るとは限らず、患者さん自身が異常に気づかないまま進行することがあります。
次のような症状がある場合には注意が必要です。
・インプラント周囲の歯ぐきが赤い
・歯ぐきが腫れている
・歯磨きすると血が出る
・インプラント周囲から膿が出る
・口臭が気になる
・噛んだときに違和感がある
・インプラントがグラグラする
特に「痛くないから大丈夫」と判断するのはおすすめできません。
インプラントが動くほど進行した段階では、すでに支持骨が大きく失われている可能性があります。
だからこそ、症状が出てから受診するのではなく、症状がない段階から定期的に状態を確認することが大切です。
インプラント周囲炎を予防する5つのポイント
1.毎日の歯磨きを丁寧に行う
予防の基本は、毎日のプラークコントロールです。
特にインプラントと歯ぐきの境目は、汚れが残りやすい部分です。
歯ブラシを強く押しつけるのではなく、毛先を適切に当て、丁寧に磨くことが重要です。
2.歯間ブラシやフロスを使用する
歯ブラシだけでは、歯と歯の間やインプラント周囲の細かい部分まで十分に清掃できないことがあります。
口腔内の状態に応じて、
・歯間ブラシ
・デンタルフロス
・スーパーフロス
・タフトブラシ
などを使用します。
ただし、適切な器具やサイズは患者さんによって異なります。自己判断ではなく、歯科医師や歯科衛生士から指導を受けることをおすすめします。
3.定期的なメインテナンスを受ける
毎日丁寧に磨いていても、セルフケアだけですべての汚れを除去することは簡単ではありません。
特に、
・奥歯のインプラント
・複数本のインプラント
・インプラントブリッジ
・歯ぐきの形が複雑な部分
では、磨き残しが生じやすくなります。
定期検診では、インプラント周囲の炎症、出血、プラーク、噛み合わせ、上部構造などを確認します。
必要に応じてレントゲン撮影を行い、インプラント周囲の骨の変化を経年的に評価することも重要です。
メインテナンスの頻度は患者さんのリスクによって異なりますが、一般的には3〜6か月程度の間隔が検討されます。
4.禁煙を検討する
喫煙は、インプラント周囲組織の健康に影響する重要なリスク因子のひとつです。
喫煙によって血流や組織の治癒に悪影響が及ぶ可能性があります。また、喫煙者では歯ぐきの出血が目立ちにくく、炎症の発見が遅れることもあります。
インプラントを長期的に守るという観点からも、禁煙は重要な予防策のひとつです。
5.噛み合わせや歯ぎしりを確認する
インプラントを長く使用するためには、細菌のコントロールだけでなく「力」の管理も大切です。
歯ぎしりや食いしばりが強い方では、インプラントや上部構造に過剰な負担がかかることがあります。
定期検診では噛み合わせを確認し、必要に応じて調整やナイトガードなどを検討します。
インプラント治療のゴールは「入れること」ではありません
インプラント治療では、手術や人工歯の装着が注目されがちです。
しかし、本当に大切なのは、そのインプラントを長く快適に使い続けることです。
そのためには、
・毎日の適切なセルフケア
・定期的なプロフェッショナルケア
・インプラント周囲の炎症チェック
・噛み合わせの確認
・生活習慣の改善
・残っている天然歯の管理
が欠かせません。
インプラントだけを守るのではなく、残っている天然歯を含めた「口腔内全体」を継続的に管理することが重要です。
まとめ|インプラント周囲炎は早期発見と予防が重要です
インプラントは虫歯にはなりません。
しかし、インプラント周囲炎によって、インプラントを支えている骨が失われる可能性があります。
そしてインプラント周囲炎は、初期には痛みなどの自覚症状が少なく、気づかないまま進行することがあります。
だからこそ重要なのが、
「症状が出てから歯科医院へ行く」のではなく、「症状がないうちから定期的に管理する」ことです。
インプラントは「入れたら終わり」ではありません。
適切な治療によって失われた機能を再建し、その状態を継続的な予防によって守っていく。
インプラントを長く快適に使用するためにも、毎日のセルフケアと定期的なメインテナンスを大切にしましょう。
「インプラント周囲の歯ぐきから血が出る」
「以前入れたインプラントの状態が気になる」
「何年もインプラントの検診を受けていない」
このような場合には、症状が強くなる前に一度歯科医院で状態を確認することをおすすめします。
お口の中で気になることがございましたら、お気軽に練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」にご相談ください!!
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