• 2025年8月23日
  • 2025年6月10日

歯石を放置するとどうなる?間違ったケアが招くトラブルと正しい対処法

練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」です!
ブログをご覧いただきありがとうございます!

今回は、皆様に知っていただきたい「歯石」の基礎知識と正しいケア方法についてご紹介します。「なんとなく悪いものだと聞くけれど、実際どうなの?」「歯石取りって必要?」「自分で取ってもいいの?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

放置した歯石がどのようなリスクをもたらすのか、そして、正しいケア方法について詳しく解説いたします。ぜひ最後までご覧ください!!

【歯石とは?】

お口の中には常に「プラーク(歯垢)」と呼ばれる細菌のかたまりが存在しています。これは歯の表面に付着し、磨き残しとして時間が経つと、唾液中のミネラルと反応して硬くなります。これが「歯石」です。

つまり、歯石は「磨き残したプラークが石のように固まったもの」です。表面はざらついており、さらに細菌が付着しやすくなるため、放置すればするほど歯周病や口臭の原因になります。

【歯石を放置するとどうなる?】

歯石自体には病原性があるわけではありませんが、そこに住みつく細菌が問題です。歯ぐきの炎症(歯肉炎)を引き起こし、進行すれば歯周病へと移行します。さらに悪化すると、歯ぐきが下がり、最終的には歯が抜け落ちる可能性もあります。

また、歯石は一度付着すると自然には取れません。通常のブラッシングでは落とせず、放置するほど量が増え、歯面にびっしりと固着していきます。そのため、定期的に歯科医院でのクリーニングが必要です。

【歯石を自分で取るのは危険?】

最近では、通販などで「歯石取り用の器具」が手に入るため、自分で除去しようとする方も見受けられます。しかし、これは非常に危険です。

・歯の表面や歯ぐきを傷つける恐れがある
・出血や感染のリスクがある
・一部しか取れず、細菌の温床になりやすい
・歯石と歯の境目が見えにくく、歯面を傷つけてしまうことも

このような理由から、歯石の除去は歯科医院で行うのが安全です。無理に自己処理を行うと、かえって歯や歯ぐきの健康を損ねてしまう可能性があります。

【歯科医院での歯石除去(スケーリング)】

歯石は、歯科医院で行う「スケーリング」という処置で取り除きます。専用の器具や超音波機器を使い、歯面に付着した歯石を丁寧に除去していきます。この処置により、見た目の清潔感が戻るだけでなく、歯周病や口臭の予防にもつながります。定期的に受けることで、歯石がたまりにくくなり、お口の健康を保ちやすくなります。

また、歯石は歯と歯ぐきの境目だけでなく、歯ぐきの内側(歯周ポケット)にも付着することがあります。こうした部位の除去には専門的な技術が必要なため、歯科でのケアが欠かせません。

【歯石をためないためにできること】

歯石は一度できると自分では取れませんが、予防することは可能です。以下のような習慣を意識しましょう。

・毎日の丁寧なブラッシング(特に歯と歯ぐきの境目)
・フロスや歯間ブラシの併用で歯垢をためない
・甘いもの・間食のとりすぎを避ける
・定期的な歯科検診とクリーニング(3〜6か月ごと)

セルフケアとプロによるケアの両方があってこそ、歯石を防ぎ、歯周病などの発症リスクを低減することができます。

【まとめ】

歯石は、気づかないうちにたまり、放置すれば口腔内の健康を脅かす大きな要因となります。「見えるところはきれいにしているつもり」でも、歯と歯ぐきの境目や裏側にこびりついた歯石が、知らないうちにトラブルを引き起こすこともあるのです。

当院では、歯石の状態や歯ぐきの健康状態をチェックし、お一人おひとりに合わせたクリーニングとケアをご提供しております。「最近歯ぐきが腫れやすい」「歯石が気になる」といったお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!

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