• 2025年6月14日
  • 2025年5月14日

フッ素が持つ3つの働きと上手な活用法【虫歯予防に欠かせない】

練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」です!

ブログをご覧いただきありがとうございます!

今回は【フッ素が持つ3つの働きと上手な活用法】についてご紹介いたします。

虫歯を予防する成分として、「フッ素」が有効であることを耳にしたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。フッ素には科学的に支持されている「3つの虫歯予防効果」があります。

是非ご覧ください!!

【フッ素の3つの働きとは?】

1. 歯を強くする(再石灰化を促進)

私たちが食事をすると、口の中の細菌が糖分を分解して酸をつくり出します。この酸によって歯の表面からミネラル(カルシウムやリン)が溶け出す現象を「脱灰」と言います。

そこで活躍するのがフッ素です。フッ素は唾液中のカルシウムやリンと一緒に働き、脱灰によって弱った歯の表面を修復する「再石灰化」を促進してくれます。これにより歯は再び硬く、酸に強い状態に戻っていくのです。

2. 酸に溶けにくい歯をつくる

フッ素は、歯の表面のエナメル質と結びついて「フルオロアパタイト」という酸に溶けにくい構造を形成します。この働きにより、歯は虫歯菌がつくり出す酸への抵抗力を高めることができます。このため、日常的にフッ素を使っている人は、虫歯の原因となる酸に対して「そもそも負けにくい強い歯」を手に入れられるということです。

3. 虫歯菌の働きを抑える

フッ素には、虫歯菌が糖を分解して酸を出す働きを抑制する効果もあります。菌の代謝を弱らせることで口の中の酸性化を抑え、歯が溶けにくい環境を維持することができます。

【フッ素を効果的に活用する方法】

・自宅でできるフッ素ケア

最も手軽で身近なのが「フッ素入り歯みがき粉」の使用です。現在ではほとんどの歯みがき粉にフッ素が配合されていますが、より高濃度のものを選ぶことで、虫歯予防効果はさらに高まります。特に、1450ppm(市販で購入できる高濃度の目安)のものがおすすめです。

歯みがきのあとは、うがいを軽めにするのがポイントです。口の中にフッ素を少し残すことで、再石灰化を促す効果を持続できます。また、就寝前に使用することで、睡眠中の口の中の酸性化に対する防御力も高まります。

さらに、洗口剤(フッ素入りマウスウォッシュ)を併用することで、歯みがきで届きにくい部分へのフッ素の浸透が期待できます。特に歯並びが気になる方や、矯正中の方にはおすすめのケア方法です。

・歯科医院でのフッ素塗布

定期的なプロフェッショナルケアとして、歯科医院での「フッ素塗布」も有効です。自宅で使うフッ素に比べて高濃度のものが使用され、歯科医師や歯科衛生士が丁寧に歯に塗ってくれます。

特に虫歯リスクの高い方、唾液の分泌が少ない方、再石灰化が不十分と診断された方には、歯科でのフッ素塗布が強く推奨されます。通常は3か月〜半年に1回程度の頻度で塗布を受けるとよいでしょう。

【大人にこそ、フッ素習慣を】

「フッ素は子どもが使うもの」と思われがちですが、実は大人にも非常に有効です。特に加齢によって歯ぐきが下がると、歯の根元(象牙質)が露出しやすくなり、ここはエナメル質に比べて酸に弱いため、虫歯リスクが高まります。また、仕事や家庭でのストレスや薬の影響で唾液が減少し、口腔環境が悪化しやすい大人だからこそ、フッ素の力で歯を守る意識が大切です。

【最後に】

今回は【フッ素が持つ3つの働きと上手な活用法】についてご説明しました。フッ素は「歯を強くする」「酸に強い歯をつくる」「虫歯菌を抑える」という3つの働きで、私たちの歯を守ってくれる頼もしい存在です。日々の歯みがきにフッ素を取り入れ、さらに定期的に歯科医院での塗布を受けることで、虫歯になりにくいお口の中の環境を維持しましょう。

お口の中で気になることがございましたら、お気軽に練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」にご相談ください!!

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