• 2025年3月1日
  • 2025年2月17日

インプラントで行うサイナスリフトとは?【サイナスリフトの特徴・メリット・デメリット】

練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」です!

ブログを拝見していただきありがとうございます!

今回は【サイナスリフト】についてご紹介します。

サイナスリフトはインプラントを長持ちさせるために必要な処置ですので、是非ご覧ください!

【サイナスリフトとは?】

上顎の奥歯にインプラントをする際には原則、上顎洞(上あごの奥歯の部分の骨の中にある空洞)の下にある骨に埋め込みます。

しかしながら、歯が抜けてしまって時間が経っている場合や歯周病などにより骨が少なくなり、インプラントを埋めるために十分な高さがなくなっている場合があります。

その場合には、骨を増やすことが必要になり、ソケットリフトやサイナスリフトといった上顎洞を上に持ち上げて骨を作りながら、インプラントを埋め込んでいく方法が必要になります。

【サイナスリフトのメリット】

①骨がかなり薄くても、一度でたくさんの骨を新たに作ることができる

②上顎洞粘膜が破れてしまっても目視で見つけることができる

【サイナスリフトのデメリット】

①手術範囲がソケットリフトと比較して広くなるため、手術後の痛みと腫れが出やすい

【サイナスリフトの手順】

①術前検査

CTを用いて切開のラインやどの程度骨を削るかを決めていきます。三次元的な位置関係が難しい場合には3Dプリンターなどを使って顎の骨を実際に作成して窓を開ける位置を考えます。

②骨を削っていく(窓を開けていく)

実際にイメージした部分の骨を削っていき、窓を開けていきます。この時に上顎洞粘膜を巻き込んで破ってしまわないような慎重な手技が必要です。骨の厚みが不均一であったり、血管が近くを通っていたりもするので手術前にどれだけCTを見て診断しているかがポイントです。

③ 上顎洞粘膜を剥がして、挙上する

慎重に上顎洞粘膜を剥がしていきます。とても狭くて暗い空間なので慎重な手技が必要です。ある程度広い範囲の剥離をしなければ多少の後戻りをしてしまうので、要注意になります。

④ 上顎洞粘膜に破れている部分が無いかを確認する

患者様に深呼吸をしていただき、上顎洞粘膜が破れていないかを確認します。この時に破れてしまっている箇所があれば塞ぐ処置をします。

⑤人工骨を入れていく

上顎洞粘膜を持ち上げて、粘膜が破れていないことが確認できれば人工の骨を入れていきます。人工の骨は顆粒状ですので、奥から丁寧に詰めていきます。

⑥ 歯茎を縫合して最後の確認をして手術終了

人工の骨を詰めることができれば歯茎を元の位置に縫合していきます。縫合が終われば出血がないことを確認して、最後にCTを撮影して最終確認をします。CTで問題がなければ痛み止めと抗菌薬を処方して終了です。

⑦ 骨が出来上がる期間を待ってインプラントの手術へ

元々の骨の状態などによって個人差はありますが、4〜6ヶ月ほど待って再度CT画像などで確認を行い、問題がなければインプラントを埋め込む計画を立てていきます。この4〜6ヶ月の間で人工の骨と患者様のご自身の骨が馴染むのを待ちます。

【最後に】

インプラントは一生ものですので、慎重に治療を進めていくことを当院ではお勧めしております。インプラントでお困りの患者様は練馬区中村橋・富士見台の歯医者・歯科「レアリゼ歯科クリニック」にご相談ください!!

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